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過年度整理 · Back accounting cleanup

過年度の帳簿は一気に片づくものではなく、年度順に積み直すものです

数年分の記帳が止まった会社を引き継ぐとき、恐いのは作業量ではなく手順の誤りです。期首残高が確定しないまま進めれば、その後の各年度は仮定の上に乗ることになり、一つの年度を直せば全体を作り直すことになります。そこでまず現状の棚卸しを行い、どの年度を信頼できる出発点とみなすかを判断してから、そこを起点に順へ進めます。

Hands comparing receipts beside a calculator and laptop; not Thai tax invoices
Content illustration; not company staff or a client engagement.Kaboompics · Pexels License

帳簿が途切れているときの兆候

  • 銀行の月次明細と帳簿残高が長く一致せず、差額を説明できる人がいない
  • ここ数年、監査済みの報告書が出ていない、あるいは内部の数字と食い違う
  • 仕入の請求書が担当者ごとに分散し、購買と支払を対応づけられない
  • 役員の立替と会社の経費が同じ口座で混在している
  • 給与の支払記録はあるのに、社会保険や源泉徴収の届出が抜けている月がある

再構築の順番

はじめに起点年度を決めます。信頼できる直近の貸借対照表、多くは最後に監査を受けた年度です。次に銀行明細を軸として年度ごとに資金の出入りを通し、その上に取引の証憑を載せていきます。続いて債権債務と棚卸資産に手を付け、長期に滞留した残高へ一件ずつ結論を出します。税額の再計算と追完申告はその後です。この順を飛ばして直近年度だけ作ると、監査の段階でほぼ差し戻されます。

証憑が足りないときの代替資料

原本の請求書を失っても、その期間の帳簿が成り立たなくなるわけではありません。銀行明細、取引先から再発行を受けた残高確認、契約書と検収記録、電子メールの往復、通関や運送の書類が裏づけの連なりを形づくります。ただし税務上どこまで損金と認められるかは項目ごとに異なるため、一括処理はできません。当方は控除可能、争いの余地あり、控除不可の三つに分けて提示し、申告前に危険の所在を把握できるようにします。

自主的な追完と指摘後の相違

期限後の申告には加算金と利息が付き、月を追うごとに積み上がります。もっとも実務では、自ら申し出て追完する場合と調査で指摘されてから納める場合とで扱いが同じではありません。前者は比較的軽い負担で決着する余地があり、後者は調査範囲が広がりがちです。問題に気づいた時点で早く数字を固め、早く提出するほど総額は小さく収まります。計算と書類準備、当局とのやり取りは当方が担い、最終判断は取締役が行います。

同じ状態に戻さないために

整理の締めくくりに、勘定科目表、証憑の保管ルール、毎月の締切日をまとめて引き継ぎ、資料の提出方法も取り決めます。帳簿が崩れる原因は事業の複雑さより、月次の型がないことにあります。月次記帳へ移行してしまえば、年度決算は仕上がった十二か月を束ねる作業になり、毎年の救出作業ではなくなります。

お見積りの考え方

再構築が必要な年数、年間の取引件数、口座数と外貨の有無、証憑の欠落の程度から作業量を見積もります。最後の監査報告書、各口座の入出金明細、手元の証憑一覧をお送りください。段階に分けた進め方と日程を添えて返信します。価格は掲示せず、書面の見積のみでご提示します。

タイの会計・税務に関するよくある質問

タイで法人を運営される日本企業向けに、記帳代行、VAT、社会保険、決算のポイントをまとめました。料金は取引量に応じた個別見積りです。コールセンターまたは LINE よりご相談ください。

タイ法人の毎月の申告義務は何ですか。

VAT 登録法人は毎月 PP.30 を提出し、源泉徴収がある場合は PND.53 / PND.1 を提出します。従業員がいる場合は社会保険事務所への届出も毎月必要です。証憑は月次で整理し、年度末に財務諸表へ集約します。

日本語でのやり取りは可能ですか。

希望する言語と契約書・請求書の見本をお知らせください。担当者が対応方法と翻訳範囲を確認します。日本語資料の説明だけでタイの証憑要件を満たすとは限りません。

設立直後で売上がない場合も申告は必要ですか。

会社形態、VAT登録と支払内容を確認します。VAT登録事業者は売上がない月もPP.30が必要ですが、すべての源泉税様式をゼロ申告するとは限りません。年次財務諸表とPND.50は適用義務と会計期間を別に確認します。

駐在員の給与計算と源泉徴収はどう扱いますか。

雇用契約、給与明細と国内外の支払内訳を共有してください。給与計算、源泉税、社会保険と申告支援の範囲は資料確認後に見積りで定めます。海外払い部分の課税判断や追加資料の作成が自動的に含まれるわけではありません。

監査は毎年必要ですか。

タイの会社形態がlimited companyの場合、年次財務諸表の監査が必要です。パートナーシップには同じ条件を一律に当てはめません。株主承認とDBDへの財務諸表提出は、歳入局へのPND.50申告とは別の手続です。記帳整理と監査調整の範囲を見積りで確認し、独立したCPA Partnerとの監査契約は別途定めます。当社の記帳担当者が監査意見を発行するわけではありません。

依頼の流れと必要資料を教えてください。

登記書類、VAT 登録の有無、直近の帳簿または銀行取引明細、従業員数をご共有ください。作業量を確認したうえで個別にお見積りします。定額の料金表は掲示していません。

見積り前の資料確認と地域情報

会社形態、VAT登録、証憑量と未処理期間をお知らせください。月次集計、翻訳、申告控えの整理や原本の受渡しは担当者と範囲を確認します。すべてが通常の記帳に含まれるわけではありません。地域リンクは情報ページであり、各地域に事務所があることを意味しません。

  • 登記とVAT登録の資料
  • 取引証憑と銀行明細
  • 未提出申告と不足資料
  • 本社様式と必要な言語

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